本日はよくファッションで耳にするトラッドスタイルとは何か?と言うのを解説したいと思います。
トラッドスタイルとは和製英語で、トラディショナルスタイルという語源から来ております。
読んで字の如く、各国々の伝統的で一時の流行等に流されない保守的なスタイルの事を指します。
ここで各国々のトラッドスタイルの違いを簡単に書いていきたいと思います。
◆ブリティッシュトラッド◆
出典https://vokka.jp/5478
スーツ、ブレザー、ツイードジャケット等のかっちりとした着こなしに崩した感じのないものをブリティッシュトラッド(ブリトラ)と呼んでおります。
英国で代表的なタータンチェックやアーガイル模様などを取り入れているものが多いです。
カジュアル要素がないのもブリトラの最大の特徴とも言えるでしょう。
やはり基本の着こなしであることは間違いないので、繰り返しブームにもなり、メンズファッション誌等にも常に取り上げられています。
ロバートダウニーjr演じる映画「シャーロックホームズ」等のTHE英国紳士というイメージをしていただければ分かりやすいですかね笑
ブリトラで代表的な服のブランドと言えば正しくバーバリーやポール・スミス等が上がります。
◆イタリアントラッド◆
出典http://bit.ly/2jlOayT
ちょい悪オヤジなどでお馴染みのジローラモさんを想像していただければ分かりやすいと思いますが…笑
ブリティッシュトラッドの基準を大切にしながらも、優雅で美しく全体に丸みを持たせたラインが特徴的な紳士服の事を指します。
着心地を重視したシルエットや、大人の男性の色気を強調させるファッションです。
日本でも当たり前の様に着ている細身のパンツやテーラードジャケットはまさにイタリアントラッドからきてますね。
正式にはイタリアントラッドはクラシコイタリアといい、イタリアの縫製職人の伝統的な技術を生かしたもので、本来の紳士服らしい高級なデザインを打ち出したことでも有名です。
◆アメリカントラッド◆
出典http://bit.ly/2jlwcfI
元々はイギリスの影響を強く受けているというアメリカントラッド。
流行に左右されることのない伝統的な着こなしで、代表としては60年代に流行ったアイビーファッションの事を指します。
アイビーファッションとはアメリカの有名私立大学が形成したアイビーリーグで学生が着ていたファッション。ユニフォーム感の強いブレザーやブルゾンを着こなしていたことが発祥だそうです。
ボタンダウンシャツや肩パッドの入っていないナチュラルショルダージャケット、デッキシューズ等カジュアル要素の感じられる物が多いのも特徴の一つでしょう。
代表的なブランドといえばブルックスブラザーズやラルフローレン等です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
時代と共にファッションはどんどん変わっていきますが、そもそもは各国々が元々持っている伝統的なスタイルや着こなしが全てベースになっている事を再確認できますね。
変わらないものも進化するものも含めてその時代にあったファッションを楽しめていけたら素敵ですね(^^)