出掛ける前の服装に悩み、沢山悩んで組んだはずのコーディネートも、外であらためて見てみると何だかパッとしない。
このような悩みを抱えている人は多いです。
気分の上がらない服装ですと、その日は積極的になれなかったりして、精神面にも影響を及ぼす事があります。
このような状況にならない為にも、毎回コーディネートに悩まずに、気分の上がるファッションを簡単に構築できるのが理想ですよね!
今回は、その効果的な方法をカラーの視点から見ていきましょう!
コーディネートが決まらないのはカラーが原因?
コーディネートがなかなか決まらない原因で意外と多いのがカラーの問題です。
ファッションとカラーにはとても密接な関係があり、これを無視してしまうと素敵に見せる事はできません。
コーディネートを組む上で守らなければいけない「カラーのルール」というものが存在するのですが、それを学ぶ機会はなかなか無いのが現状なのではないでしょうか?
ですので感覚的に「良い」とか「悪い」で判断する事になり、自分では良いと思っていても第3者から見たらちぐはぐなコーディネートになってしまったりするのです。
でも安心してください。
色の使い方をちゃんと知る事ができれば、これらの悩みは解消されます。
ファッションの3色ルールとは?
ファッションの世界には3色ルールというものがございます。
全身に使う色は3色以内にするのがいいとされているんですね!
中には使う色の明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)を合わせて、いろんなカラーを使った服装も存在しますが、これらは色の事をよく理解していないとかなり難易度が高い装いになります。
そのような服装は、普通に生きていく上であまりする事はないので、ここではコーディネートに使う色は3色までという事を覚えましょう。
コーディネートに迷ってしまったり、合わせ方がよくわからない人のワードローブを見ると、いろんな色の服を持ち過ぎている場合が多いです。
一つのコーディネートにカラーを多用するのであれば、先ほどお伝えした色の明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)の知識も必要になってしまい、より複雑になってしまうんですね!
こうなってしまわない為にも、まずは自分が使っていく色を決める必要があります。
闇雲にいろんな色の洋服を購入してしまうと、後で混乱を招いてしまうので注意が必要です。
では、具体的にどのように自分のカラーを決めて行けばいいのかを見ていきましょう!
メインカラーを決める
メインカラーとは、自分が一番多く揃える色であり、主に下記のアイテムに使う事が多いです。
- コート
- ジャケット
- スーツ
- その他トップスやパンツ
これらのアイテムで自分が良く着ている色や、好きな色を基準に選んでみてください。
例えば、普段仕事でネイビーのスーツを着ているのであれば、メインカラーはネイビーになります。
このメインカラーなのですが、3色以内にするのがベストですよ!
ネイビーの他にグレーやカーキ、ブラウン等ございますが、着ていてテンションが上がったり、自分の好きな色から選んでいくのがポイントです。
サブカラーを決める
サブカラーとは、小さい面積でポイント的に使う色の事で、主に下記のアイテムに分類されます。
- 靴
- バッグ
- 帽子
- ベルト
- メガネ
- マフラー
- ストール
これらの色を決める際は、各アイテムで揃えやすい色にこだわってください。
サブカラーは装いをお洒落に見せる為の大切な色でもあるのですが、お洒落に見せるにはちょっとしたテクニックが必要です。
それは、各アイテムの色を統一するという事です。
例えば、
帽子とマフラー
靴とベルトやバッグ
といった感じで、これらのアイテムの色に統一制があるとお洒落に見えるんですね!
黒や茶色やネイビーであれば揃えやすいと思いますので、意識してみてください。
サブカラーのアイテムも、メインカラーのアイテム同様に所持するのは3色以内にしましょう!
白と黒は例外
上記で、メインカラーとサブカラー共に所持するのは3色以内とお伝えしましたが、白と黒に感しては例外です。
西洋の衣服では、白と黒は最も格式高い基本的な色とされ、礼服は主にこの色で構成されます。
この流れから、西洋では装いをより格式高い感じにするのに白と黒を使う事が多いんですね!
このような基本的な色は洋服を着る上で誰もが持っておくべき色でもありますので、メインカラーやサブカラーに白や黒を使っていたとしても、3色とは別に考えて頂いて大丈夫です。
つまり、所持する色はメインカラー3色とサブカラー3色プラス白と黒という事になります。
3色も必要無い人は1色でも2色でも構いません。
使いこなせる範囲で揃えて行きましょう。
今回お伝えしたメインカラーとサブカラープラス白と黒を使って、全身3色以内にまとめる事を意識すれば、コーディネートが格段に組みやすくなります。
まず自分が着たい色や得意な色を考えて、その色のアイテムをメインに購入するように意識してみてください。
これを続けて行けば、色の組み合わせに迷わないワードローブが完成しますよ!
似合う色について
最後に似合う色の事ついてお伝えします。
世の中にはカラー診断というものがありまして、自分に似合う色は何なのかを知る事ができます。
顔の特徴や肌の質感、色味から診断していくのですが、ここで決まった色にこだわる必要はありません。
例えそれが第3者から見て似合う色であったとしても、その色を使う本人の気持ちが上がらない色では意味がないからです。
一番大切なのは、自分の気持ちに正直になる事です。
- どんな色が好きなのか
- どんな色を着たいのか
- どんな色を着たらテンションが上がるのか
こちらを優先して色を選んだ方が、その色を身に付けた時の気持ちが高まるはずです。
その時に内側から溢れだす雰囲気(オーラ)こそ大切なのではないでしょうか?
似合う色というのはあくまでも目安でしかありません。
いくら似合う色であったとしても、その色のアイテムが市場にあまり出回っていない色であれば探すのは困難ですし、その色が時代の雰囲気に合わない場合もございます。
であれば、どんなに似合う色の服を着ていたとしてもお洒落には見えません。
もちろん自分が似合う色を知るという事は、洋服を選ぶ基準が明確になるという素晴らしいメリットもございます。
しかし、その色に対して気持ちが上がらない場合や、色に縛られてしまっている状態では逆効果です。
着る洋服の色を選ぶ際は、似合う色を意識する事も大切ですが、自分の心に正直になるという事も忘れないでくださいね!